アウトカム研究とは
臨床研究の組み立て方について学ばれたことがある方はPECO(ペコ)やPICO(ピコ)といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。
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P: Patients
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E(I): Exposure(Intervention)
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C: Comparison
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O: Outcome
この4つを整理すると、臨床研究について議論がしやすくなります。この型に当てはまらない研究もたくさんあるのですが、基本的な考え方を身につける上でPECO,PICOを徹底的に固めることが第一歩になります。
しかし、外科系医師の臨床疑問を形にする上で、外科手術をExposure(またはIntervention)として設定することが多いと思いますが、そうすると適切なアウトカムが見つからない場合がしばしばあります。
外科領域の臨床研究で、
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臨床的感覚としては明らかに差がありそうなのに統計学的に有意差が出ない
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何かで有意差が出たものの、その結果が臨床的に意義があるのかわからない
といった事態に陥っていることがしばしばあります。
その原因の一つに、O(outcome)の設定が不適切という問題が隠れていることがあります。
外科領域のアウトカム研究について、こちらの別ページに自身の経験を踏まえてまとめてみました。この続きはリンクページを参照ください。
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