分析的観察研究

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このサイトの対象

「外科領域の臨床研究」にご興味をお持ちの医師に役立ちそうな情報提供が出来る場として作成しました。

おおむね卒後3年以上から15年くらいまでの、修行中の若手外科医を主な対象に考えて作成しています。このサイトの管理者も同じように修行中の若手外科医という立場で、わかりやすい丁寧な記載を心がけるつもりです。
私自身は消化器外科を専門としていますが、消化器に限らず、手術診断手技周術期管理など外科臨床に関わる若手医師を対象に、たとえば心臓外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺外科はもちろん、外傷、麻酔、内視鏡治療など、幅広い分野に役立つ情報を発信していきたいと考えています。
管理者の素性が気になる方は紹介ページを、ご意見・ご提案は問い合わせページをご利用ください。

 

このサイトの目的

臨床研究の質を高めるために、とくに「外科医」に役立ちそうな情報を提供することです。

  • 臨床研究そのものについては、最近さまざまな学会などの学術団体が教育活動を行っており、その重要性に理解を示す医師も増えてきましたが、外科固有の問題点手術に特化した研究疑問に関しては、臨床研究を体系的に学んだ研究者が少ないこともあり、まだまだ十分な教育の機会があるとはいえません。
  • 外科領域の臨床研究は、色々な点で内科の研究と少し勝手の違うところがあります。
  • 外科医がもっと臨床疫学の部分に踏み込んでいくことで、まだまだ新しい発見がたくさんありそうだと感じています。
  • 学会/論文発表を高いレベルに持っていき、世界に認められる研究成果を発信していきたいと考えています。

なぜ臨床研究なのか?

臨床研究を学ぶことで手術に対する考え方が大きく変わり、診療・技術の向上に役立ったと思えるからです。

私自身、研修医のときは研究や論文執筆にあまり興味もなく、
  1. 自分が思いつく疑問点なんて、先輩の外科医に調べて尽くされていて、いまさら調べなおしても価値がない
  2. 研究をやることは、臨床の時間を削ることであり、患者や同僚に迷惑をかける。夜遅くや土日に自分や家族の時間を犠牲にしてするものだ。
  3. 研究に時間を割くくらいなら、手技のトレーニングに専念すべきだ。
  4. 大型の臨床試験高度な基礎研究でなければ点数の高い雑誌に掲載できない。
というように考えていて、たまには旅行がてら学会発表をして、記念として一生に1つか2つくらいの英語論文が書ければそれで良い、と思っていました。
しかし今となっては、これらは間違いだったと感じています。
  • 調べつくされていると思われたテーマも、臨床疫学の視点から再考してみると、思いもよらぬ論点が見えてくることがありました。
  • ベッドサイドに通い、患者やコメディカルからの情報を取ることで成り立つ臨床研究もありました。
  • 臨床業務を一生懸命に行うことと研究データの収集を同時に実現する方法論がありました。
  • 臨床研究の結果が、手術の手法に影響を与えることがあると感じる場面がたくさんありました。
  • 大型の臨床試験でなくても、観察研究の質を高めることで外科のトップジャーナルを狙うこともできました。
このような経験から、外科医が臨床のトレーニングと研究活動を両立し、研究と臨床が相互に高めあうような、理想的な環境づくりが可能になるような気がしています。このサイトでは、後輩の外科医が、手術のトレーニングと並行して、臨床研究の方法論を学ぶために参考になるような情報を、自分の経験をもとに、発信していきたいと思います。

 

 手術のトレーニングが第一優先

若手外科医が「手術の修行」と、「臨床研究の体系的学習」、どちらもFifty-Fiftyの比重でやるべきだとは思っていません。

論文など書けなくても、高い技術を持つ外科医は患者にとって頼りになる大切な人材ですが、その逆は絶対にありえないからです。
外科医にとって何より大事なことは「上手に手術をする」ことです。どんなに患者さん思いで、立派な研究業績があり、イケメン(?)であっても手術が下手な外科医は外科医である必要がないのではないかと思います。これは内科と違う、外科特有の事情ではないかと思います。
ですので、若手外科医にとって手術のトレーニングがとにかく第一、その上でさらに技術レベルを高めるために「自分の診療を振り返り」、「手技を評価する」段階として臨床研究の方法論を学ばれることをお勧めしたいと思っています。
以上を踏まえて建設的な議論が出来るように心掛けていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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